前回「次の夢」で「”やりたい”と思ったことは”夢”である!」と書かせてもらいました。(https://inoshishi-teacher.com/次の夢/)
今回は人がやりたいと心の中で思っていること、すなわち「欲求」について言語化していこうと思います。
あれ?そもそも夢と欲求って同じもの?
違いってあるの?
今回はその違いについても整理していきましょう。
まずみなさんと一緒に考えていきたいのが、「欲求とは何なのか?」です。
マズローの欲求5段階説では、人の欲求を5つに分類しています。(下図参照)
1番下の生理的欲求がある程度満たされると2番目の安全欲求を求めるように…
安全欲求がある程度満たされると次の社会的欲求を求めるように…
このように人は、下にある欲求から徐々に上の欲求を求めるような仕組みになっているのです。
そして、この欲求階層は大きく2つに分けることもできます。
①生理的欲求から社会的欲求までを低次の欲求
②尊敬欲求と自己実現欲求を高次の欲求言います。
欲求を満たすことのできる難易度で分けているということですね。
さて、冒頭の「夢と欲求の違いは?」について最後に話をしましょう。
私はこの高次の欲求こそが夢だと考えます。(高次の欲求=夢)
自分が安心して社会で暮らせる状態の中で「私はこうしたい・こうなっていきたい」等と自然に思えることが夢なのです。
日本は環境が整っており、低次の欲求をある程度満たされている人が多いのではないでしょうか
一方、低次の欲求は満たされている人は多いものの、高次の欲求を満たそうとしている人は少ないよう にも感じます。
日本人の謙虚な姿勢、SNSの普及による他者との比較、変わらない労働者の賃金等々…
要因は様々ある気がします。
…それでもまずは、日常生活が何不自由なく遅れている環境に感謝を、そして夢を持つことができる環境に感謝をして生きていきたいですね!
今日はこの辺で!
コメント